ケース 9

欧州の現地経営陣の質が不十分で業績が悪い。本社からどのように指導すべきか?

      • 製薬企業Iは欧州の現地経営陣の質に不満を持っていた。業績が悪く問い質しても言い訳ばかり、現地の情報も中々伝わってこない。本社社長が直接責任をとって欧州の経営改革に乗り出した。まず、欧州子会社の経営に詳しい外部のコンサルタントチームが採用され、事業と組織の評価を客観的に行って社長に直接報告した。社長は欧州CEOを更迭し、自ら知り合いの経営者を外部から引っ張ってきた。この新欧州CEOのもと、経営陣が強化され、本社とのコミュニケーションも改善した。また、本社から英語の出来る若手の優秀なマネジャーが社長スタッフとして派遣され経営改革に当たった。